パニック障害の症状 静岡【漢方】ふじみ薬局

・過呼吸
・脈が速くなる(頻脈)
・心臓がどきどきする(動悸)
・息苦しい、息が詰まる
・胸苦しい
・めまい
・体が冷たくなる、熱くなる
・発汗
・吐き気
・死んでしまうのではないか、気が狂うのではないかという恐怖感
・現実感がないなどの神経症状

 

パニック障害の原因

西洋医学では原因はまだよくわかっていません

心理的原因よりも脳内ノルアドレナリン系の過敏・過活動、あるいはセロトニン系の機能不全など、脳機能異常説が有力と考えられています。

パニック障害の患者さんはカフェインや炭酸、乳酸などに敏感で発作が誘発されやすい傾向にあります。

また風邪寝不足過労などが誘因となることもあります。

 

西洋医学的治療

・SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)
・ベンゾジアゼピン系の抗不安薬
・三環系坑うつ薬
・その他の抗うつ薬 スルピリド(ドグマチ-ル、アビリット、ミラド-ル)

 

パニック障害が漢方薬で治る理由

漢方薬は『バランスを整えるもの』です。
西洋医学ではこういった精神疾患を不安神経症・パニック障害・広場恐怖症・強迫神経症などと細かく分類しますが、漢方では病名で薬を使い分けることはありません
出ている症状がその方の体質を投影しているので、その症状と体質にあわせて漢方薬を選びます。

症状は体質とともに変わっていくので、もちろん使う漢方薬も変わっていきます。
パニック障害という名前がつかなくても「緊張するとドキドキが止まらない」「不安で夜眠れなくてドキドキしてしまう」等の症状があれば、パニック障害や不安神経症の一部と考えます。

 

よく使われる漢方薬

漢方の種類としては、桂枝甘草という種類が入っているお薬を使い治していく事が多いです。

桂枝と甘草を組み合わせる事で、気のめぐりを良くし、気の上昇を防ぎ症状を抑えていきます

不安神経障害も五志の憂の一部ですので、五志の憂の治療をされるだけで、他の症状も改善していく事は良くあります。

 

自律神経失調症様の幅広い症状 → 加味逍遙散・逍遙散 四逆散
息苦しさ・胸苦しさ → 半夏厚朴湯 桂枝加竜骨牡蠣湯
緊張症状 → 抑肝散 抑肝散加陳皮半夏
イライラ → 柴胡加竜骨牡蠣湯
めまい → 苓桂朮甘湯
動悸 → 牛黄清心元 済仁
不眠 → 帰脾湯

 

養生法

パニック症候群に限らず、不安神経症、自律神経失調症は気分の浮き沈みが激しい方が多いです。

甘いものを多く食べると食べた直後は高血糖になり、その後急激に血糖値が低下し気持ちも沈んでしまいます。

自律神経のバランスを整えるには、甘いものを控えた方が良いでしょう。

気持ちを安定させてくれる食事は、ご飯とみそ汁、梅干、甘くない煮豆、緑黄色野菜、野菜の煮物など和食中心がおすすめです。肉や乳製品は控えめに。

不安神経症の方は不安時に甘いものを多く食べてしまったり、パン食(食パン、菓子パン)の方が多いです。
ご飯食に変えると、改善するスピードが早くなります。

また、脳はミネラルバランスがとても重要です。

内臓まで食べられる小魚や海藻、貝類などがおすすめです。

当店では簡単で毎日食べれる※カルシウムふりかけをおすすめしています。
(※昆布、乾燥わかめ、のり、ゴマ、食べる煮干し、鰹節、干しエビ、粗塩をまぜて粉砕したもの)

 

漢方治療例

運転中に発作が起こったらどうしようという恐怖感からパニック発作に。
トンネルに入ると苦しくなる(過呼吸・息苦しい)。
電車から降りられない恐怖感から。
特定の音で。
お酒を飲んだ時の感覚から。
大きな会場へ行ったり、広い建物へ行く時。
家族間トラブルから。
タバコのにおい、タバコの気配を感じると。