こころの病 脳の興奮

トゥレット症候群にも漢方薬

トゥレット症候群(トゥレット障害)の症例です。
14歳 男性
今回の症例は、治療においてありがちなショックな出来事がありました。
参考にして頂ければと思いましたので書きます。

激しい運動チックで体が痛くてつらい

トゥレット症候群(トゥレット障害)とは、チック症が悪化したものです。
運動チック音声チックが併発し慢性化したものと定義されています。

当薬局の漢方治療では、チック症と同様に症状や体質に応じて漢方薬を選定します。

今回の症例の男児は、小学校2年生の頃からチック症状がはじまったといいます。
その後、一時的に良くなる時期はあるものの、運動チックと音声チックの様々な症状を繰り返していたそうです。

今回はチック症状がとてもひどいため相談にいらっしゃいました。

チックの種類は運動チックが主です。
・首を強く振る(横・上・振り回すようにも)
・手を急にパッと開く
・強いまばたき

動きが大きく激しいために、手首・肋骨・目を傷めてしまっています。

自分では全く抑えることができない上に動作がとても大きく激しいために、動かされている部分を痛めてしまっているのです。
もちろん相談中にもその運動チックは頻繁に見受けられ、とてもつらそうでかわいそうになってしまいました。

病院では向精神薬(最新のものはリスパダール)とツムラ抑肝散が処方されたものの、飲んでも効果なし。
それどころかリスパダールによる副作用で強度の眠気や集中力低下が起こり、嫌でやめてしまったそうです。

過去には薬のせいかどうかは定かではないが、精神薬を飲み始めたらチック症状が悪化したこともあったそうです。

問診と糸練功により漢方薬を選定。
体質改善を目的とした肝の熱をとる漢方薬に加え、チック症状が激しいために対症療法的に急迫症状を抑える漢方薬を併用して頂きました。

漢方薬を飲んで25日後

気分が落ち着くようになり、夜眠れるようになりました。

運動チックの動作「足の指を強く開く」が追加されるも、
全体的に回数は少なくなっているとのことでした。
(前回を100とすると80くらいに減少)

漢方薬の中身を少し変えて飲んで頂くことに。

そして2週間後とんでもなくショックな出来事が起こってしまいました。
詳細は次回。
つづく

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です