チック症の症例です。
12歳 男性

運動チックと音声チック

5歳の頃からチック症状が出ています。

良くなったかと思うとふとした時にチック症が出てきて、しばらくすると減って、また出てきてという繰り返しです。

 

運動チック

・強いまばたき
・首を振る
・眼球を左右に動かす
・強く眼を開く
・突然ジャンプする

 

音声チック

・ンンンとのどを鳴らす

音声チックに関しては本人は自覚してませんが、パソコンやスマホ、テレビを見ている時に多く出るとのこと。

 

問診と糸練功でチェックし漢方薬を選定

①神経と筋肉の緊張をとる漢方薬
②急激な症状をおさえる漢方薬

以上の2種類を煎じ薬として飲んで頂きました。

 

2週間後。

お母様が「チックが減っている気がします」と仰いました。

「運動チックに関しては興奮したときにジャンプするチックがでましたが、他の動きは出ていません。」

「音声チックは、今まではパソコンなどを見ている時には必ず出ていたのが、出ない時もありました。」

と、早くも効果を実感できたようです。

 

漢方薬は効き目がでるまで時間がかかると言われていますが、体質・性格にピッタリ合った漢方薬ならばこういったことも珍しくありません。

煎じ薬は効き目が良いとされています。

煎じる手間がある分、負担にはなってしまいますが「治すのが優先」ということでご家庭で煎じて頂きました。

完治をめざして漢方薬は継続して頂いています。