不眠症の症例です。
昭和25年生 女性

寝付きが悪く、なんとか眠りに就いてもその後3~4時間で目が覚めてしまい、その後全然眠れなくてつらい

睡眠不足なのでとても疲れやすい

というお悩みで漢方薬を飲み始めました。

睡眠薬(デパス)を飲んでも、寝付きは良いけど目が覚めてしまってから全く眠れないといいます。

「なるべくなら飲みたくないけど、眠らないと翌日が大変だし、なかなか眠れないとなんだか心配になってしまって。。。」とのこと。

西洋薬を常用している場合、飲んでいない場合よりも改善が遅い傾向にあります。
この方は漢方薬を飲みながら、デパスも飲んでいました。

「デパスを飲むと安心する。やめたら禁断症状が出ちゃうかも。。」という不安も抱えていらっしゃいました。

漢方薬を飲み始めて1ヶ月でなんとなく体質が変わってきていると感じ、2ヶ月目には「眠れなくても良いじゃない!」と思えるように。

3ヶ月目にはデパスを飲む頻度が減りました。

そして今回4ヶ月目にして、ついにデパスを飲まなくても眠れるようになったとのことです。

効果が出るまでに個人差はありますが、不眠症には漢方薬が有効です。

病院の薬を全くやめてしまって漢方薬に完全に切り替える。
という考えよりも、
睡眠薬も飲んで、漢方薬も飲んで、体質が改善されたら自然に西洋薬を飲まなくても眠れるようになる。
といったパターンの方が無理もないし成功しやすいです。

不眠症も体質改善が果たせれば漢方薬までも卒業することができます。
まずはしっかり眠ること
しっかりじっくり治していきましょう。