自律神経疾患の症例です。
昭和49年生 女性

仕事で緊張すると脇汗がひどくて・・・

もともとは強迫性障害で2年前から漢方治療をされている方です。
P.M.S(生理前のイライラ)もあり、仕事のストレスも強く、不眠症状緊張性の頭痛もあったため、
回復までに時間がかかりましたがこれらはかなり改善されました。

今回は脇汗です。
今まで悩んでいた症状がかなり楽になってきたので、脇汗をなんとかしたいといいます。

脇汗がひどいと感じるのは仕事中。
べっとりするのは不快ですし、シャツが濡れるのもいやですね。

逆に帰宅後や休日は全く出ないとのことです。
仕事の緊張やストレスの影響なのでしょう。
漢方ではストレスなど精神的な面から起きる症状五志の憂として捉え治療します。

強迫性障害も五志の憂ですから、その面ではかなり改善されてきています。
そのため、体の水分を調節する漢方薬を追加して飲んで頂くことにしました。
2週間後に様子をうかがうと脇汗をかきにくくなったと仰いました。

たまに頭痛やだるさ、軽い不眠症状も出てくることがあるため、ベースの漢方薬は継続しつつ、
その時気になる症状に対し対症療法的に漢方薬を追加しています。

漢方薬は体質改善にも対症療法的にも使えるすばらしいものです。

さらに飲み続けることによって体と心のバランスも整うので
症状は軽くなり、果てはなくなります。
体力がついてきたり、気力も湧くようになります。

そして体質が改善されたら漢方薬も卒業です。
完治に向けてがんばりましょう(^u^)