心因性の動悸の症例です。
50代 女性

前回(隠れアレルゲンによる下痢・軟便)の続きです。
おなかの調子は良くなったのですが、動悸でお悩みでしたのでそちらの治療をすることになりました。

ストレスを感じると動悸がします。

仕事のストレスが強いといいます。
精神的にはイライラするよりも気が落ち込む方が強いそうです。

動悸が出るのは、
①精神的ストレスを感じたとき
②長距離移動(新幹線など)したとき
③圧倒的に仕事中が多い(休日は動悸しない)

体質チェック
睡眠:寝付きは良いけど、早朝に目が覚めてしまうために日中眠くなってしまう。
頭痛・肩こりもひどい
パニック障害(不安・ドキドキ)になったことがある

こういった体質や症状は治療をするうえでの大きなヒントになります。
問診と糸練功でチェックし、気の流れを良くする漢方薬緊張をやわらげる漢方薬の2種類をお渡ししました。

2週間後に再び様子を伺うと、動悸は少し良くなっているとのことでした。
睡眠はまだあまり改善が見られないとのことでした。

それからさらに2週間後。
「動悸がしなくなった」と喜んで仰りました。
しかし睡眠はまだあまり良くないそうです。
1週間前に風邪を引いたのが影響してか、頭痛もひどいとのこと。

昔から頭痛はちょくちょくあったそうですが、今回はひどいとのことで動悸と不眠に加え頭痛の治療もすることに。
つづく