変形性膝関節症の症例です。
50代 女性

以前から五十肩頭痛で漢方薬を飲まれていた方です。
肩がすっかり治り、頭痛もたまにしか出ないようになたっため、今度は膝を治したいと仰いました。

ひざの漢方薬は飲み始めて9カ月が経ちます。

仕事の都合で膝関節にはかなり負担がかかっているようで治りが遅いのです。

具体的には、
・職場のトイレが和式であるため用を足す度にひざを強く曲げなければいけない
・職場が複数のフロアに分かれており階段を1日に何往復もしなければならない

いまのひざの状態としては
しゃがみこむと痛い
□洗濯物をたたむときに座りながらやるので痛い
酷使すると痛い
といった感じです。

前には起床時階段の上り下り時にも痛かったそうですが今は大丈夫とのことです。

そして、最近は職場のトイレの時にも痛みを感じることもなくなったそうです。

関節痛は使わないで休ませるのが一番の養生ですが、そうもいかない事情があります。

すると、何も治療を行わなければ悪くなる一方ですし、病院の治療(鎮痛剤、注射)では効き目が切れたら再びつらい痛みが出てきます。

漢方薬もすぐにやめてしまうと病院の薬と同じように再発しますが、長く飲んでいるうちに段々と「酷使してもひどくならない」状態になり、
さらには「痛みがで減ってきた!」となり、「漢方薬を飲まなくても痛みがでない!」で卒業です。

仕事は相変わらず忙しいらしく膝への負担は減ってはいませんが痛みはかなり楽になっているそうです。

自然治癒力をサポートするのが漢方薬ですから、こういった治療の仕方もよくあることです。
あまり生活スタイルを変えずに治療ができるのは良いことですね。