頭痛の漢方症例です。
30代 女性

 

いままでの漢方薬が効かない!?

 

小学校の頃から悩まされていた頭痛は漢方薬を飲むことでかなり改善されました。
たまに思い出したかのように頭痛が出ることもあるけど、漢方薬を飲むと治る。

ということで体調はかなり良かったそうなのですが、ここにきて「あの漢方薬を飲んでも頭痛が治らないのですがどうしたらいいでしょう?」と改めて相談にいらっしゃいました。

以前の頭痛は、のぼせ体質ホルモンの影響が大きい時期(生理時や排卵の頃)になると悪化する偏頭痛でしたが、

今回の頭痛は、「右のこめかみ辺り」「冷え」たり「天気が悪い」と悪化するそうです。
鎮痛剤は効かない、偏頭痛専門薬(ゾーミッグ)は効くけどまたすぐ痛みが出てくるとのこと。

 

体質チェック

頭痛に関連しそうな症状や体質を訊いたところ、最近こどもの用事で夜間にミシンをつかって裁縫することが増えたといいます。また、スマホをさわる時間も多いとのこと。もちろん肩こりもひどいようです。
糸練功でチェックすると眼精疲労が確認されたので、血のめぐりを良くし眼精疲労を治す漢方薬を飲んで頂くことに。

 

漢方薬を飲んで2週間後

調子がいいです! この2週間で1回だけ痛みが出て、その時はゾーミッグを飲みました。」
ずっと気になっていた「まぶたの重い感じ」はなくなりました
お裁縫は相変わらず続いています。

 

さらに3週間後

スッキリしました!」
良好のようです。
糸練功でチェックする限りではまだもう少し続けた方が良さそうでしたが、マイペースでやって頂くことになりました。

 


 

漢方薬を飲んで何かしらの症状が治ったことがあるかたの場合、新しい病気が出てきた時にも治りが早いという経験は多いです。

病気嫌な症状は、体内の不調を表す鏡であり警報機のようなものです。
その原因が取り除かれ、体質改善がなされれば症状は消えるし、再発しなくなります。

 

このとき体はバランスのとれた良い状態であると言えます。
ですから、何か異変が起きた時にすぐに対応すれば、つらい症状も意外と早く治ることが多いのです。

 

このかたも、昔に漢方薬を飲んでいたこともあり、また今回の頭痛がでてから2ヶ月ほどで相談にいらっしゃったので想定よりも早く良くなりました。

 

こどものためのお裁縫は避けられないことですので、眼精疲労も仕方のないことです。
でも頭痛や肩こりがつらい。
そんな時は漢方薬がおすすめです。