不眠には漢方薬がおすすめ。

不眠と言っても原因・症状・タイプはいろいろ。静岡【漢方】ふじみ薬局

不眠症とは、入眠障害、中途覚醒、早朝覚醒、熟眠障害など睡眠問題が1ヶ月以上続き日常生活に支障をきたす病気のことです。

不眠症は大きく2つのタイプに分けられます。

①入眠困難:寝付きが悪い、体は疲れているのに眠れない

②中途覚醒:目が覚める、覚めた後なかなか眠れない、早朝に目が覚める(早朝覚醒)

 

 

不眠症になる5つの原因

不眠症の原因

①ストレス(対人関係、仕事関係、家族関係など)

②身体的病気(関節痛やリウマチなどの痛み、湿疹やアトピーなどのかゆみ、喘息や花粉症、頻尿など)

③精神的病気(うつや不安の症状が強い)

④薬の副作用(自律神経・中枢神経に働く薬、ステロイドなど)

⑤ホルモンバランスの乱れ(女性の更年期に多いです)

 

漢方でみる不眠症の原因は3つ

①緊張が強い血毒タイプ

②不安が多い気毒タイプ

③嫌な夢が多い水毒タイプ

 

それぞれの特徴

血毒タイプ → 寝付きは比較的良いが、途中で目が覚めてしまうことが多い。一度目が覚めるとなかなか眠れない。夢は少なく眠りは深いと言えます。

気毒タイプ → 一度眠ってしまえばいいが、いろいろ考えてしまって寝付けない。夢をよく覚えていることが多い。のぼせや上半身の熱感が出ることも。

水毒タイプ → 気毒と似ている。寝付きが悪く熟睡感がない。夢が多い。動悸が特徴的。

 

 

病院の薬(精神薬)を飲んでいるのですが、漢方薬との併用は大丈夫でしょうか?

不眠症に限らず、こころの病で当薬局にいらっしゃる方の多くは「病院の薬をやめたい」「なるべく薬を飲みたくない」と仰います。
もちろん、漢方薬は体質改善ができますから、治療を続けるうちに西洋薬をやめることは可能です。

 

しかし、お気持ちはわかりますが、急にすべての薬をやめてしまうと反って不眠が悪化(反跳性不眠)したり、重大な副作用(悪性症候群)が出ることがあります。
そのため薬の減薬は病院の先生とも相談しながら行うのが望ましいと思います。

 

漢方薬は、元に戻す力(自然治癒力)を発動させる協力なサポーターです。

「不眠症になる前の体質」に「戻す」ことができれば、自然に眠れるようになります。

そうなれば西洋薬は不要なのは当然ですよね。

でも、薬を抜く時は慎重に。まずはご相談ください。

 

こんな不眠症のタイプも

最近ご相談が多いのが
・非回復性睡眠(NRS):熟睡感がない、朝から疲れている
・日中の集中力の低下、日中の眠気が強い
・妊娠中の不眠(うつや不安症状、つわりがひどい、むくみがある)

こういった症状がある場合には、不眠以外に治療が必要な箇所があると考えられますので、不眠の漢方薬と他の症状に合わせた漢方薬の併用が理想ですね。

 

不眠を悪化させる5つの方法

【1】寝る直前にテレビを見たり、PCや携帯をいじっている
【2】「あと5分・・・」と二度寝する
【3】夕食のとり方が悪い(食事の時間が遅い、食べすぎ、早食い)
【4】寝ても寝ても眠いからと睡眠時間をとりすぎている
【5】ついつい頑張りすぎる・向上心が強い・他人のために一生懸命になりすぎる