左下腹部が痛い
ADHDの症例です。
50代 女性
ふとした時に左下腹部が痛くなる時があります
ADHDの症状は改善傾向です。
集中力が出てきたり、頭痛がしない日が多くなってきて喜んでいらっしゃいました。
不調がひとつまたひとつと改善していくと他のところも気になってしまうことがあります。
この女性も、便秘気味なせいか左下腹部(おへそと骨盤の間のあたり)が痛むといいます。
漢方では女性で左下腹部が痛いといった場合は、便秘の他にも卵巣静脈の充血も考えられます。
頭がぼーっとする(のぼせる感じ)や睡眠の質なども考慮する必要があります。
問診と糸練功から対応できる漢方薬を選び飲んで頂くことになりました。
しっかり治して快適な日々を送れるようになると良いですね(^^)
治療のポイント
のぼせと便秘がある場合、漢方では気のめぐりが悪く、余分な熱があると考えます。
また、油ものを食べると下痢をすることからも治療するポイントはここにありそうです。
こういった一見関係なさそうな症状も体質を見極め改善させるヒントになることが多々あります。
問診時に「そんなことも聞くの?」「関係あるの?」とたまに聞かれるのですが、そんなとこからも解決の糸口が見つかることもあるのです。
最近「病院の漢方治療と何が違うの?」と聞かれることが多いのですが、この問診の細かさ・深さも違うように思います。
他には剤形(煎じや粉、エキス顆粒)の違いや気功のことなど、病院と異なることは多々ありますが、それはまたの機会に(^^)/