心因性のしびれの症例です。
60代 女性

しびれが再び出てきました

漢方薬を飲み始めてから2ヶ月ほど経ちました。

しばらくしびれを感じない日が続き調子がよかったのですが、
また最近しびれが出てくるようになったそうです。

しびれの場所は、手・足・舌です。

とにかく「また出てきてしまった」ということで不安になったそうです。

糸練功で確認すると合数は上がっているため、漢方薬の中身は変更せずに継続して飲んで頂きました。

3週間後。
しびれはほぼ消失し、生活するうえで全く気にならなくなったそうです。

睡眠も、早朝に目が覚めてしまうのが悩みでしたが、いまでは3日に1回くらいに減っているそうです。

全体的に改善傾向にあるため「もうしばらく漢方薬を飲みたい」と希望されました。

治療のポイント

症状が再発してしまった時というのは、
①振り出しに戻ってしまった
②治っている最中の多少の揺れ、波
のどちらかであることが多いと思います。

②の体質改善の途中に起こるちょっとした症状=揺れ、波を、①だと勘違いして漢方薬の中身を変えてしまうと、
それこそ振り出しに戻ってしまうこともあり得ます。

逆も然りです。
②だと思ってずっと同じ漢方薬を続けていても、ある程度まではよくなっているけどそれ以上良くなっていかない
ということも起こりえます。

「でも、①と②はどうやって見分けるの?
とよく質問されますが、これは糸練功でチェックすることができます。

今回の症例のように、症状が再発してしまったときや症状がひどくなった時でも、
糸練功による合数が上がっていれば②であると考えられます。

①が起きるのは体質に合っていない漢方薬を飲み続けている場合が多いです。

漢方薬には体質改善を促す働きがあります。
しかし、ひとつの漢方薬、最初に決めた漢方薬ですべてを解決できるとは限りません。

体質が変わり症状の出方などが変わったとき、漢方薬の中身を変えなければいけないことが多々あります。

こんな時にも、糸練功で「いまどうなってるか」を把握できますので、安心して治療を進められます。
これも、当薬局の特徴であり、強みです。
お気軽にご相談ください。