家に居るときには症状が楽になりました
自律神経失調の症例です。
前回の続きです。(前回の内容はこちら)
12歳 女性
家に居るときには症状が楽になりました
①常に息苦しい
②のどに違和感がある(ヒステリー球)
③口の中に唾がたまって気持ち悪い
④足がムズムズして気持ち悪い
⑤吐き気
⑥睡眠の質が悪い(寝付きが悪い)
⑦イライラや気の落ち込みが激しい
本人が困っている症状は主にこの7つです。
今迄は家に居てもずっと症状が出ていて、外出するとそれがさらに強まっていたそうです。
当薬局に来る前にも病院から漢方薬を処方されていました。(抑肝散、抑肝散加陳皮半夏、桂枝加竜骨牡蠣湯など)
しかし、どれも全く改善がみられませんでした。
※漢方薬は病名ではなく体質で内容を決めるので、精神面に効くとされる漢方薬でも体質に合っていなければ効果が出ないのは当然です。
漢方薬を飲んで1ヶ月が経過
体調を尋ねると「家に居るときの症状が軽くなった!」と喜んで仰いました。
さらに食欲が出てきて、ごはんをしっかり食べれるようになったそうです。
(以前はのどもとの不快感で食べものも受け付けなかった)
舌を見てみると、まだ余分な水分が体内にありそうだったので再び漢方薬を調節しました。
2週間後には、さらによくなってきていると仰いました。
常に緊張していたのが、少し肩の力が抜けたようです。