眼精疲労と自律神経の症例です。
40代 男性


眼精疲労 仕事ではパソコン、プライベートではスマホを触る時間が多い

睡眠の質が悪いのですが、漢方薬で治りますか?」と相談にいらっしゃいました。

 

睡眠に関して詳しく聴くと、
22時 布団に入る
→ 23時 寝付く
→ 25時頃 目が覚める
→ その後1~2時間ほどで再び眠る
→ 午前6時 起床 寝起きは悪くはない
夢はほぼ毎日見るとのこと。

 

気になるポイント
□ 寝付くのに少し時間がかかる
□ 途中で目が覚めてしまいその後なかなか眠れない
□ 夢をほぼ毎日覚えている

 

たしかに、睡眠の質は良いとは言えなさそうです。

 

体質チェック

問診して気になるところは、

・精神安定薬を飲んでいる

・首コリ、肩コリがひどい

・疲れやすい

・手汗が多い

・動悸がする

・緊張すると頭が真っ白になる(俗に言うところのテンパりやすい

 

 

また、仕事はパソコン作業が多く、プライベートでもパソコンやスマホを見る時間が多い

スマホを長く見過ぎると頭痛がしたり吐き気がしてくる。

寝付きが悪いので眠る直前までスマホを見ていて、寝落ちするような形で睡眠に入っているそうです。

 


 

眼精疲労を治すためのポイント

睡眠の質が悪いと自律神経が乱れてきます。
また、自律神経が乱れるとさらに睡眠の質が悪くなります。
負のスパイラルというやつですね。

 

なかなか寝付けないと不安になったりイヤなことを考えてしまったり、あると思います。

しかし、だからと言って寝付くまでスマホを見続けているのはよくありません。
交感神経が興奮してしまいます。

昔からテレビは3メートル以上離れて見ましょう、なんて言われていますよね。
スマホの距離はどうでしょう?せいぜい腕の長さほどではないでしょうか。

ですからスマホの目や神経に対する影響(負担)は大きいのです。

 

睡眠の質を良くする一番の方法は「早寝早起き」です。

 

しかし、だからと言って早く寝なさいと言われても、寝付けないので仕方ないですよね。
ですから、まずは早起きからはじめましょう。
日の出とともに起床するのが望ましいですね。

 


糸練功でチェック

①眼精疲労を良くするために、目の血流を良くし栄養を与える漢方薬
②気を巡らせ自律神経を整える漢方薬
2種類を飲んで頂きました。

 

3週間後

調子いいですと喜んで仰いました。

首や肩のコリはまだ残っていますが、眼精疲労は以前より良いそうです。

寝る前にスマホを見るのをやめ、早起きは週に2回しているとのこと。

 

そのおかげか寝付きはよくなりました。
中途覚醒はするもののその後すんなり眠れる日も増えてきました
漢方薬は継続中です。
つづく