漢方薬を飲んで早めに体調がよくなっていくのを実感いただけた症例でした。
病院では起立性調節障害の治療に、昇圧薬であるメトリジン(塩酸ミドドリン)を処方されていました。
もちろん、その薬は飲んでいたのですが、症状は改善されませんでした。
なぜでしょう?
起立性調節障害(以下OD)は自律神経の病気です。
自律神経とは体のオンとオフのスイッチというイメージがあるかと思います。
朝になったら活動を始めるので動(オン)のスイッチを入れる。すると血圧があがり、活動的になる。
夜になったら休むために静(オフ)のスイッチを入れる。すると血圧が下がり、休息状態になる。
自律神経が乱れると、このスイッチングがうまくいかなくなります。
ODの「朝起きれない」という症状はそういった意味でとてもわかりやすいですね。
朝、太陽の光を浴びるとオンのスイッチが入るはずが入らない。
また、夜になってオフになり、眠くなるはずが眠れない。
緊張はしていないのに急に動悸がするのも、血圧がうまく上がらないのも、スイッチングの乱れです。
これらの症状(体質も含め)は、自律神経の乱れという原因から起こる結果です。
血圧が低いというのは結果であり、症状のひとつです。
当然、多くある結果(症状)のうちのひとつである血圧に対してアクションをしても他の症状は治りません。
(ちなみに昇圧薬を飲んでも血圧は上がらないことが多いです。また、血圧が上がってもODの症状は当然ながら改善されません)
漢方では、自律神経の乱れを「気の乱れ」と解釈し、その治療方も体質の数だけあります。
また、性格も体質であると考えるため、性格に合った漢方薬を飲むことも重要です。
もちろん、ご自身の体質や性格にはどの漢方薬が合っているのかはわからないと思いますので、それはプロである私におまかせください。
病気が治れば人生が変わる!
今回の症例も漢方薬が大活躍しました。嬉しい報告を頂けると自分も嬉しくなります。
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