今年は病院の薬を飲んでも効かない!注射したのに症状がひどく出る!と言った声もたくさん聞きます。
病院の薬(抗アレルギー薬やステロイド)は、瞬間的に症状を抑えてくれるのは良いのですが、やはり気になるのは副作用。
そもそも花粉症症状である 鼻水 くしゃみ 目や耳や喉のかゆみ 湿疹 などは、どれも体内の『毒』を排泄するための反応です。
西洋薬は麻酔みたいなものですから、この反応をストップさせる。
すると、不快な症状は止まるのですが、それはカラダの『毒』を排泄する働きもストップし、体内に毒が溜まったままになってしまうのです。

それが、薬をやめると症状が出て「いつまで経っても良くならない」ということなのです。

この説明をする時に「アレルギーの壺」という例えがあります。
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花粉症が発症する年齢にはばらつきがあります。
それが、この壺の大きさ又は溜まるゴミの量の違いです。
ゴミとは、砂糖・油・農薬・添加物などの体に良くないとされている物質です。

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この壺の許容量を超えると、花粉症症状が出てきます。
どんな症状が出るかは体質によるところが大きいので、やはりオーダーメイド治療ができる漢方の得意分野と言えます。
さて、この壺に対し、西洋薬は蓋の役割をします。
まさにくさいものに蓋をするわけですが、ゴミは一向に減らない、どころか、排泄を妨げてしまいますから余計増えてしまいます。
ゴミが増えるということは、症状がひどく出るということです。

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これが「薬が切れると症状がでる」「結局治らない」といわれる所以です。
では、漢方薬はと言いますと、この溜まったゴミを捨ててくれる働きをしてくれるのです。
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漢方薬は体質改善することができるのはご存知のことかと思います。
花粉症もその例にもれず、花粉症体質を改善することができます。
さらに、不快な花粉症症状に対してもかなり即効性があります。(飲んで5分~15分で効果が表れます)

漢方薬は『促すもの』ですから、カラダの毒を排泄する反応を助けてくれるわけです。
上記の西洋薬の止めるとは反対の反応ですね。
ですから、飲んでいるうちにどんどん症状が軽くなります。
最終的には漢方薬を飲まなくても花粉症症状が出なくなります。
それが、体質改善です。

ゴミが溜まった末にどんな症状が出るかは、ひとそれぞれ。
捨て方もひとそれぞれ。
次回は体質に合わせた解決法、漢方薬のお話をします。