漢方薬は、いつまで飲み続ければいいのでしょうか?

50代女性(静岡市駿河区)前回の続きです。(前回の内容はこちら

腰痛・ひざ痛・坐骨神経の冷感
主訴であるこれらの症状は消失し、毎日快適に過ごされているそうです。

ただ、漢方薬を飲んでいないと、小便の出が悪かったり腰の重みを感じることがあるので、
少量で服用して頂いています。(初来局から3ヶ月弱)
つらい痛みがなくなり、日常の動作が快適になったようで良かったです。

痛みは本人にしかわからないですから、
良くなってくれると嬉しいですね。

さて、ここで気になるのは、どうなったら漢方薬を卒業できるのか、ということかと思います。
一生飲み続けなければいけないのだったら西洋薬と同じになってしまいますよね。

症状が軽くなるもしくは無くなると、漢方薬の量を減らす、自己判断でやめてしまう、という方も多いです。
気持ちはわかるのですが、どうかご理解頂きたいことがあります。

ふじみ薬局は問診の他に糸練功という医療気功により、漢方薬やお体のチェックをしています。

この糸練功で確認される『合数』という指標があります。
山の合数と同じと考えてください。
0合が一番下(症状がひどい)
10合が一番上(完治)

4合くらいから症状の改善を実感される方が多く、7合を超えると症状は消失しますので「治った」と思われがちです。
しかし、7合あたりで飲むのをやめてしまうと、
なにか悪いこと(食の不摂生や生活上のアクシデントなど)があってカラダが悪い影響を受けたときに、
また症状(この場合は痛み)が出てきてしまいます。

頑張って8合9合まで上っておくと、こういった時にも余裕ができて発症しにくくなります。
また、発症しても非常に軽く、その時にすぐ処置をすればすぐに症状が消失します。

そして、10合が漢方薬を卒業するときです。

今回の症例では4.7合の時点で痛み等の症状が消失してはいますが、
『痛みが出やすい体質』の改善にまでは至っていません。
そのことから、少量で飲み続けて頂く提案をさせて頂きました。
(服用する量は少ないので、経済的にも続けやすいかと思います)

これは糸練功でチェックしないとわからないことです。
合数をはじめ様々な情報が糸練功によってわかります。
だからこそ、漢方薬の卒業するタイミングもわかるのです。
症状が無くなっても、今後の健康を考えてもう暫くお飲み頂くことをおすすめしています。

痛みは漢方薬の得意分野です。
ひざ痛、腰痛、坐骨神経痛でお悩みの方は静岡のふじみ薬局にご相談ください。