ストレスで悪化する舌の痛みとしびれ (治療症例)
舌の痛み・しびれの症例です。
20代女性
親不知を抜歯してから、舌の側面に違和感を感じるようになった。
きっかけはわからないが、
時折ズッキーンと激しい痛み、しびれがある。
体質チェック
・昔から頭痛もち(鎮痛剤は効かない)
・生理痛強く、薬を飲まないといられないほど
・ストレスが多いと下痢する
・すぐにイライラしてしまう
・冷え性(下半身)
糸練功でチェック
患部(舌)の反応とストレス(五志の憂)を感じている脳の反応が一致することを確認。
神経の痛み・しびれを改善させる漢方薬と、イライラした時に頓服する漢方薬を選定。
↓
漢方薬を飲み始めて2週間で、痛みの度合いが軽くなったのを実感。
さらに2週間後には痛み・しびれはほぼ消失。
日常の生活で気にならなくなった。
気持ち的にもイライラしにくくなったのでとても楽になってよかったとのことです。
『痛み』は脳が感じさせているものです。
患部の炎症、損壊が治癒しても治らない場合、または患部の見た目からは異常かどうか判断できない場合。
こういった時にはストレスによって脳が過敏になってしまった結果、痛みを強く感じているということも考えなければいけません。
この患者さんのように、ストレスで痛みが強くなる神経痛などは特にそうでしょう。心因性の痛みに対しては西洋薬は使いづらいです。(副作用・依存性が強い)
それに比べ漢方薬は安全な上に、割と早い期間で効き目を実感できます。
「一生残る」と言われた症状も、漢方薬で「最早気にならない程度」にまで改善させることができました。
神経痛、ストレスによる痛みには、漢方薬が特に有効ですね。