動けない・めまいでフラフラ・とにかくだるい
不定愁訴の症例です。
80代 女性
動けない・めまいでフラフラ・とにかくだるい
患者さんにご家族のことで相談を受けました。
患者さんの姉に当たる方なのですが、
「もともととても元気な人だったのに、最近はめっきり元気がなくなってしまったのでどうにかならないでしょうか。
私は病院の薬の飲み過ぎが原因だと思うんだけどねぇ。」
と相談されました。
主な症状は立ち上がれないほどのめまいです。
近所の内科に通院していましたが「処方される薬が多すぎる(12種類)」と家族に言われ違う内科へ通うことに。
※血圧の薬、コレステロールの薬、心臓の薬、胃薬、ビタミン剤、精神薬など。
ところが、病院を変えたものの処方薬の数は減るどころか胃薬が2種類増えてしまいました。
精神安定剤の種類が変わりました。
この時点で合計14種類です。
薬を変えた影響か、フラフラしたりクラクラするめまいが出るようになりました。
その1ヶ月後再び病院を受診したところ、
さらに抗精神薬がひとつ、さらにSSRIと呼ばれる抗うつ薬も追加。
計16種類。
症状がひどいために3日後に受診するとさらに胃薬が一種類追加。
しかし一向に良くなりません。
あまりにもめまいのような症状がひどく、家の中を移動することすら大変でトイレに行くにもご家族が付き添わないと無理なレベルでした。
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胃がとても弱っているようでしたのでにんにくの粉末とヴァイタルゲン(カキ肉エキス)もいっしょに飲んで頂きました。
私が直接会って説明していなかったためか、最初は疑心暗鬼で漢方薬を飲んだり飲まなかったりでした。
しかし、いくら時間が経っても症状が改善しないため、これではいけないと妹さんの助言もありしっかり飲むことにして
2ヶ月が経過。
飲み続けているうちに段々と調子が良くなりめまいは消失。
いまではすっかり元気になり、昔のようにハツラツと過ごしていらっしゃるようです。
妹さんには「命を救ってもらった」と感謝されていたようです。
今回のひどいめまいが薬の副作用かどうかは定かではありませんが、それにしても16種類は出し過ぎかな、と思います。
ご本人は「病院で出してもらってるんだからそれさえ飲んでいればいい」最初はそう言っていたそうです。
しかし、こんなこともあり今では薬の量を減らしてもらったそうです。
※独断で薬を中止することは絶対にしないでくださいね。