学校が楽しい!
自律神経の症例です。
13歳 女性
緊張すると色々な症状が出てくる
「学校に行こうとすると体調が悪くなる」という相談で漢方薬を続けている方です。
以前の内容はこちら
小学校5年生の頃から体調が悪化し、学校へ行こうとすると色々な症状が出るため不登校に。
翌年9月から漢方薬を飲まれています。
不定愁訴の内容は
①常に息苦しい
②のどに違和感がある(ヒステリー球)
③口の中に唾がたまって気持ち悪い
④足がムズムズして気持ち悪い
⑤吐き気
⑥睡眠の質が悪い(寝付きが悪い)
⑦イライラや気の落ち込みが激しい
これらの症状が繰り返し起きていました。
漢方薬を飲み続けるうちに出てくる症状が軽くなり、症状が出ない時間、出ない日が増えていきました。
漢方薬を飲み続けているうちに
本人は「早く学校に行きたい」と希望し、頑張って行こうとするのですが、症状が出てしまうと家に引き返していました。
漢方薬を飲み続けて4~5か月経つ頃には少しずつ学校に行けるようになりました。
心配されていた小学校の卒業式にも無事出席できました。
新しい環境に変わってからは
4月から中学校に入り、環境の変化で症状が悪化しやしないかと懸念していましたが「学校が楽しい!」と嬉しそうに話してくれました。
いま気になる症状は④(じっとしていると足がムズムズしてくる)のみです。
さらに、今までは車に5分以上乗ると気持ち悪くなっていたのが、最近は大丈夫になりました。
徐々に、確実に、調子が良くなってきています。
漢方薬を卒業する日もそう遠くないでしょう。