雨が降ると悪化する頭痛とめまい(天気痛・気象病)
天気痛・気象病(頭痛とめまい)の症例です。
20代 女性
天気痛(気象病) 雨が降ると頭痛が悪化する
いつもは1日あれば治る頭痛が、今回は何日か続いてるけどなかなか治らない。
さらに昨日から突然めまいがして日常生活が大変、漢方薬で良くなりますか?と相談にいらしゃいました。
めまいの種類はクラクラするタイプ。
昨日慌てて病院へ行きMRI検査するも異常なし。
めまいのタイプをチェック
□クラクラする
□横になると楽になる
□頭痛が悪化するとめまいが出てくる
□吐き気がする(吐きはしない)
□あくびが異常に多い
体質チェック
□昔からの頭痛持ち
□頭痛は雨が降ると寝込むほどに悪化する
□痛む場所はこめかみから後頭部にかけて
□足先が冷える
□食欲がなく、食事量も少ない
□肩こりがひどい
糸練功でチェック
問診と糸練功から漢方薬を選定。
血を増やすとともに、血と気のめぐりを良くする漢方薬を飲んで頂きました。
2週間後
「漢方薬を飲んだその日のうちに頭痛もめまいもすっかり良くなりました!」
「ずっと肩コリで悩んでいましたが、肩も軽くなりました。」
めまいはすっかり消失したそうですが、念のために漢方薬は量を減らしてさらに20日分お渡ししました。
二ヶ月後にその後が気になり様子を伺いましたが、めまいの再発は全くないとのことでした。
天気痛 気圧の変化や天候で病状が悪化する病気を気象病、さらに痛みを伴うものを天気痛と呼びます。
西洋医学的には
①リンパ液が揺れる②交感神経が興奮する
と考えられているようですがまだ明らかになっていません。
こういった病気こそ漢方の得意分野です。
今回は症状が出てから漢方薬を飲むまでが早かったので、めまいが消失するのが早かったのかもしれませんね。
めまいのつらさは本人にしかわからないものです。
死ぬかと思ったと仰る方も多いです。
病院で異常なしと言われるのも不安をあおりますよね。
西洋医学で解決できない症状でも漢方薬ができることはたくさんあります。
あきらめる前にご相談ください。