意外!? 花粉症を悪化させるもの
花粉症を悪化させる3つの方法。今回はその2です。
前回は【冷え】が花粉症を悪化させる理由を書きました。
今回は【②不摂生】と【③食養生】についてです。
不摂生で多いのは、睡眠と二便(大便と小便)です。
睡眠不足・夜更かし・便秘・軟便は自然治癒力を低下させます。
これは体の基礎の部分ですので、なんとなくわかりますよね。
意外なもので花粉症を悪化させるのが食品です。
特に重要なものは
・白砂糖(お菓子、ジュースにも多い)
・悪い油(マーガリン、マヨ、ドレッシングなど)
・食物アレルギー(隠れアレルゲン)
白砂糖は腸内細菌のバランスを崩し、悪玉のエサになるために花粉症が悪化します。
悪い油(マーガリン、マヨ、ドレッシング、加熱したサラダ油)は炎症物質(プロスタグランジン、ロイコトリエン)を増加させます。
炎症症状は字の如く「炎」のように激しく燃えているわけですから、そこに油を注げば火はさらに大きくなるイメージです。
そして最も注意しなければならない、というより、思いもよらないもの。それが食物アレルギーです。
どの食物でアレルギーが出るかは人それぞれです。
どんな食物でも、絶対アレルギーが出ないとは限りません。(出ないとすれば理論上は自分自身の肉でしょう。)
食物アレルギーは花粉症の他にも蕁麻疹などの皮膚病、リウマチや膠原病(こうげんびょう)などを悪化させる要因にもなります。
病院で行う検査では出てこない食物がそのほとんどを占めます。
だから「思いもよらないもの」なのです。
しかし、食物の中にもヒスタミン(炎症物質)をはじめ、アレルギーを悪化させてしまうものを増やしてしまう作用があるのは事実。
肉だから良くない。 野菜だから大丈夫! といった考えを改めないといけませんね。
花粉症の場合はトマトやウリ科の食物に注意が必要です。
その他の注意する食べ物はひとそれぞれですので、お気軽にご相談ください。