頭痛・腹痛・息苦しさがひどくて不登校に(起立性調節障害)
学校でのストレスが原因でつらい症状が発症
16歳 女性
3~4カ月前から体調が悪くなってしまった。当時ストレスが強かった。
つらい症状は、
①腹痛 : おへその周囲。ずっと押されている感じがして苦しい。
②頭痛 : 後頭部と鉢周り。ドリルで穴をあけられてるような痛み。低気圧で悪化。
③息苦しさ : 過去に2回倒れている。
その他の症状
・のどのつっかえ感
・便秘
・生理痛がひどい
体質をチェック
□ 食欲があまりない
□ 食べるとすぐおなかいっぱいになる
□ 食べても太らない
漢方薬を選定
①気のめぐりを良くする漢方薬
②おなか(消化器の機能)を強くする漢方薬
上記の2種類を飲んでいただきました。
2回目の来局(漢方薬を飲んで4週間後)
①腹痛 : 漢方薬を飲む前のひどさを10とすると4くらいまでになった
②頭痛 : 漢方薬を飲む前のひどさを10とすると4くらいまでになった
③息苦しさ : 気にならなくなった
他にも、食事の量が増えた。便通が少しよくなったという改善も見られました。
学校に毎日フルタイムでいけるようになりました!
とても体調がよくなりました!
症状はほとんど出ないので気にならなくなりました。
始業式もその翌日も学校に行けました!
さらに4週間後、少しづつ学校に行ける日が増えていき、8週間後には毎日学校に行けるようになりました。
治療のポイント
西洋医学では、不登校になってしまった場合には「重症の」起立性調節障害ということで、治療には3年かかる。と言われていますが、今回の症例では4カ月で学校にフルタイムで登校できるまでに至りました。
改善までの期間は個人差がありますが、当薬局にいらっしゃる不登校の漢方治療では3年かかることなど未だありません。
起立性調節障害自体は自律神経の乱れ、要するにストレスによる心の病ですが、同時に痛みや悪心など気分が下がってしまう症状を持っています。
漢方薬では症状を治すことも、原因になっている自律神経も治療が可能です。
一般的な病院や相談薬局と当薬局との違いに関しては解説ページをご覧ください。