慢性疲労はこころの疲れから
慢性的な疲労とストレスの治療症例です。
20代女性。
治療のポイント
今回は、疲労感が何か月も続き、それに伴い様々な不快な症状がでてきたために治療を希望されたケースです。
「疲労感」は誰しも経験があるかと思います。
しかし「朝から疲れている」という方は要注意です。
なぜならばそれは「精神的なストレス」が大きく影響していることがあるからです。
漢方薬の中には「気」に作用するものがあります。
元気がなくなった人の、気を増やす。
気の流れをよくする。
気のつまりをとる。
すると、病気が治り元気になる。
「気」が介在する病気には漢方薬がとても有効です。
体質チェック
□ 寝汗
□ 朝熱くて目が覚め大量に汗をかき、その後体が冷える
□ イライラしやすい
□ ストレスが強いと、のどに違和感を感じる(ヒステリー球)
□ PMS(生理前緊張症候群)
【糸練功でチェック】
疲労の反応:脾 陰証
五志(脳)の反応:大腸 陽証
ぞれぞれに対応する漢方薬を選定
↓
14日後。
疲労感少しは良いが、まだ感じる。
寝汗、熱感はすっかり改善。
イライラしにくくなり、精神的にかなり楽。
さらに28日後。
朝の疲労感が楽になり、スッキリ起きれるようになった。
その後、漢方薬は少量で継続中です。