学校に行けるようになって嬉しい!(起立性調節障害)
学校に行けるようになって嬉しい!(起立性調節障害)
学校でのストレスが原因で起立性調節障害に、、
14歳 女性
中学2年生になったとき、クラスのみんなと馴染めずにいたら体調が悪くなってしまいました。
学校にいけなくなって6か月。
酔い止めの薬を処方され飲んでいますが効きません。
困っている症状は?
・嘔気(吐き気):朝が特にひどいが、終日続いている
・胃痛:みぞおちあたりが、突然痛くなる。苦しい。
・胃酸が逆流してくる感じがして気持ち悪い
・頭痛:こめかみあたり。くもりの日がひどい(天気痛、気象病)
体質をチェック
□ 冷え性:手足の先が特に冷える
□ 食欲があまりない
□ 座っていると頭がクラっとする
□ 水分をとるとおなかがチャポチャポ鳴る
漢方薬を選定
問診の情報をもとに糸練功でチェックし、
①胃をあたためて働きを活発にする漢方薬
②不要な水を排泄し、体内の気のめぐりをよくする漢方薬
以上の2種類。
メインは気のめぐり(自律神経)なので②を多め。①は少量にしました。(両方で1日分500円+税)
漢方薬を飲んで4週間後。
2回目の漢方相談です。
体調を伺うと、
・頭痛:消失
・座りくらみ:消失
・胃酸があがってくる:消失
・胃痛:学校のことを考えると痛くなる
ということで、胃痛以外の困った症状はすべて消失しました。よかったです。
糸練功で改めて状態をチェックし、おなかの冷えは良くなっているようだったので、より胃痛に良い漢方薬に変更し4週間分お渡ししました。
さらに4週間後、嬉しいご報告。
胃痛がすっかりなくなって、食欲も出てよく食べるようになりました。
気持ち的にも元気になったため、前回から3~4日後からはフルタイムで学校に通えている!と嬉しいご報告をいただきました。
さらには、諦めていた高校への進学も決まりました(^^)
漢方薬を30日分お渡しし「また体調が悪くなったらおねがいします」ということで漢方治療は終了です。
漢方薬で体質改善!
病気が治れば人生が変わる!!
治療のポイント
西洋医学では、不登校になってしまった場合には「重症の」起立性調節障害ということで、治療には3年かかる。と言われていますが、今回の症例ではわずか8週間足らずで学校にフルタイムで登校できるまでに至りました。
著効の症例ではありますが、当薬局にいらっしゃる不登校の漢方治療では3年かかることなど未だありません。
起立性調節障害自体は自律神経の乱れ、要するにストレスによる心の病ですが、同時に痛みや悪心など気分が下がってしまう症状を持っています。
漢方薬では症状を治すことも、原因になっている自律神経も治療が可能です。
一般的な病院や相談薬局と当薬局との違いに関しては解説ページをご覧ください。